スペイン マヨルカ島 週末日帰り旅行
2009/8/15
Barcelona の LCC である Vueling Airlines で Barcelona El Prat 空港から
マヨルカ島 パルマ・デ・マヨルカへ。
朝早く起きて計画を立て、午前9時半ごろホテルを出る。
タクシーで空港まで行こうとしたが、
今日8月15日は聖母マリア被昇天の祭日でどこもお休みだ。
いつものタクシー乗り場にタクシーが1台もいない。
店も開いていない。ディアゴナル通りも閑散としている。
これはダメだと、ホテルに戻りタクシーを呼んでもらった。
タクシーは数分で来て、30分後には空港ゲートにいた。
Vueling VY8707 便 Barcelona 11:20 -> Palma de Mallorca 12:10
飛行機は定刻に飛び立った。Vueling 偉い!
飛行時間は40分。空高く飛び立ちすぐに降りてきた感じだ。
機内販売をする気配もない。
マヨルカ島の空港はバルセロナより大きいのではと思えるほど立派だった。
そういえばこれは国内旅行になるんだ。
空港の外には大型バスがずらり並んでいた。
どのバスに乗ればよいかしばし調べる。
目的のスペイン広場に行くのは1番バスのようだ。
高速道路も立派で完全に都市のたたずまいだ。
スペイン広場に到着。
ショパンとジョルジュサンドが療養した修道院へ行くバスを調べる。
9番バスのようだが1日数本しかない。
帰りのバスの時間まで調べて行くのは大変そうだ。
後ろ髪は引かれたが、ショパンに会いに行くのは諦めた。
バルセロナ空港のブエリング航空カウンター |
マヨルカ島の空港は想像よりはるかに大きかった |
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立派な高速道路 |
街の交通の要所であるスペイン広場に到着 |
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スペイン広場 |
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リャド美術館へ
日本に帰っていた先月7月25日、テレビ東京の「美の巨人たち」で、
ホアキン・トレンツ・リャドの特集があった。
モネの作風かと思いきや女性画に漂う雰囲気はまったく違う。
マヨルカ島にアトリエがあったそうだ。
この時から気になって、マヨルカに行くなら是非見たいと思っていた。
(というか逆で、リャドの絵が見たいからマヨルカに来た)
リャドは既に故人だが、アトリエは今は小さな美術館になり、
リャドの娘さんが受付にいるという。
スペイン広場の info でもらった地図を頼りにリャド美術館へ向かう。
この地図、いろいろ観光情報が書き込まれていて、グーグルの地図より分かりやすい。
この地図がなければ来れなかったかもしれない細かな路地の一角に
リャド美術館はあった。
2時閉館の前の1時20分に到着。
しかし、、今日はお休みだった。はるばる来たのに。。サンタマリアは絶大だ。。
マヨール広場を抜け |
シックな木枠の出窓 |
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おやっ、どう見てもガウディ、、と思ったら |
Can Forteza Rey(1909) - Lluis Forteza Rey 作だそう |
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パルマ・デ・マヨルカ市役所 |
あの突き当りを斜め左に曲がった先のようだ |
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見えた、リャド美術館! |
おーっ、閉まってる、押しても開かない、、 |
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パルマ大聖堂(カテドラル)
仕方ない。。
迷路のような古い街を歩き近くのカテドラルへ向かう。
1時半。教会へ入ってみた。こんな島にと思えるくらい大きくて立派な教会だ。
しかし、しばらくすると「閉めます」という声が聞こえてきた。
ミサでも始まるのかな。でも教会の中を見られたのはラッキーだった。
となりのアルムダイナ宮殿は1時15分にとっくに閉まっているし。
週末というかサンタマリアの祭日というか、
今日は美術館や歴史建造物巡りにはついていない日のようだ。
しばし海の見える広場で地図を見ながら次に行くところを考える。
おとなりアルムダイナ宮殿はもう閉まっている |
繊細なカテドラルの正面 |
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大きな扉 |
どこにも負けない教会だ |
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地中海の光の中で |
地中海に向かい立つ |
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パルマ湾側の噴水と広場 |
階段の左がアルムダイナ宮殿、右がカテドラル |
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ベルベル城
ベルベル城に行くことにした。
来た道をスペイン広場まで戻り、バス停を探す。
この路線かな、と思っていたらちょうどバスが来た、結構混んでいる。
バスは3時前に城に近い停留所に着いた。
地図をたよりに歩いていると山の中に階段があった。
暑がりの私だが真夏の太陽がそんなに苦にならない。
ここにきてようやく自然の中のリゾートという実感が沸いてきた。
頂上のベルベル城はホントに素晴らしい見晴らしだった。
山の上からパルマ港を見下ろせばリゾートらしいハーバーの風景が見えた。
その向こうにある空港からはひっきりなしに飛行機が飛び立っていた。
この城跡もさることながらもう一つ印象的だったのは、
バスを降りたあと山頂に向かう階段までにたたずむ住宅街だ。
高い塀があり中の様子を見ることは出来ないが、
道を歩いていると庭のテーブルを囲む家族の会話が聞こえてくる。
ピアノの練習の音が静かな住宅街にどこからともなく流れてくる。
ここに住む人達の生活を垣間見たような。。
地中海の太陽にいだかれた何だかすごくゆったりした心地の良さだった。
バス路線が集約しているスペイン広場まで戻る |
ゴミラ(発音は不明)というバス停で下車する |
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家族の会話やピアノの音が聞こえてくる静かな住宅街 |
何の門だろう、城の境界かな |
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長い石の階段を上り切ると |
ベルベル城が |
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城の中心に何があるのかと近づいてみれば |
城の中庭が |
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今はコンサート会場になっていた |
丸い形をした珍しい城の塔も丸い |
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パルマ湾のハーバーが一望出来る |
ハーバーの向こう少し右側にカテドラルが見える |
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またこの門を通って |
帰りのバス停に戻ってきた |
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さて、シエスタの後、4時に再オープンするアルムダイナ宮殿に戻ろう。
地図をよく見るとスペイン広場まで戻らなくてもショートカットできそうだ。
そんなわけで途中のバス停で下車。
ランブラス通りのような通りを抜け宮殿に戻ってきた。
が、しかし、、
シエスタのあと開くのは冬だけで夏は午後1時にホントに終わりだった。がーん。
開放的な店内のレストランで、しばしサンドイッチとワイン。
愛想のいいウエイトレスにワインのおかわりを。
店を出て帰りの時間まで街を散策していた。
ジャウメ3通り、ここにも LOEWE |
Place Rei Joan Carles 辺り、リボンの巻かれた建物 |
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バルセロナのランブラス通りのようなボルン通り |
負けてないな |
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アルムダイナ宮殿の西側の公園 |
公園の噴水 |
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本家リヤドロより値段の安い NAO ブランド |
土産物屋に入ってみる |
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昔ながらの古い町並みだが |
上下水道などインフラはしっかりしている? |
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天井からの光で明るく開放的な店内 |
乾いた喉に冷えた白ワインはたまらない |
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バルセロナへ帰る
スペイン広場で6時の帰りのバスを待つ。
昼に来た高速を空港へ帰る。
この空港、開放的というか要はリゾート気分満開の観光地ということだ。
搭乗ゲートで待っているとゲートが変更になる。
Vueling VY8799 便 Palma de Mallorca 19:55 -> Barcelona 20:40
マヨルカ島滞在時間約8時間
帰り、まだ陽の残るマヨルカを飛び立ち、
地中海の上で夕陽のオレンジから色の無い夜に変わっていった。
帰りは30分ほど遅れた。
バルセロナの空港、出発や到着フロアーなどなく、
朝 飛行機に乗ったゲートから帰っていく。お気楽なバルセロナだ。
夕飯を買って、空港からタクシー。10時ごろホテルに戻った。
さて帰るか、とスペイン広場 |
空港に着いた |
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太陽がふりそそぐリゾートの |
開放的な空港だった |
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随所のデザインは優れていて、しかし人々は少しカオス |
Vueling Airlines |
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バルセロナに帰ってきた |
バルセロナの黄と黒のタクシーでホテルまで |
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